本文へスキップ

EASECについてabout easec

設立の趣旨

 ニホンウナギ Anguilla japonica は東アジア一帯の河川沿岸域で成長します.一方,産卵場は3000 kmも離れた西マリアナ海嶺南端付近の狭い海域にあります.ここで生まれたウナギは海流に運ばれ,東アジアの台湾,中国,韓国,日本にやって来ます.どの国にどれだけやってくるかは,海流や水温,仔魚の餌の量など,その時々の海洋環境や個体それぞれの成長次第で,全くの偶然によるものです.したがって,ニホンウナギは東アジア全体でよく混ざった大きなひとつの遺伝的集団を成しているといえます.つまり,ニホンウナギを管理して末永くこの資源を利用していくには,ニホンウナギの分布域となっている東アジア全ての国々が,協力してこれにあたる必要があるのです。

 そこで,私たち東アジアのウナギ研究者と業界関係者有志は,ニホンウナギを保全し,資源の持続的利用を可能にするために,1998年から東アジア鰻資源協議会(East Asia Eel Resource Consortium, EASEC)を結成して活動を開始しました。EASECは毎年1回各国持ち回りで年会とシンポジウムを開催するほか,ウナギのサンクチュアリ設立を目指して,東アジアに「鰻川 Eel River」を指定し,河口でシラスウナギ接岸状況の長期モニタリングを行っています.


▲ 鰻川計画の調査風景


東アジア鰻資源協議会
(EASEC)日本支部会 事務局

北里大学海洋生命科学部
吉永龍起

〒252-0373
神奈川県相模原市
南区北里1-15-1
メール:yosinaga[at]kitasato-u.ac.jp
※ [at]を@に置き換えて下さい